CRUISE No.7
【学内施設紹介】MokuLabo
― 玉川学園の木材活用とものづくり教育をつなぐ移動型ラボ
取材クルーザーかんたまる
玉川の丘から、学びの場へ
玉川学園では、玉川の丘で育った木材を、学びへと循環させる取り組みを大切にしています。その中から生まれたのが、移動型ものづくりワゴン 「MokuLabo(モクラボ)」 です。展示やワークショップ、実験的な制作活動など、必要な場所へすっと現れ、学びの風景を少し変えてくれる“動く学習スペース”として活躍しています。
学内の連携から生まれた、特別なワゴン
MokuLaboは、玉川の丘で採れた木材のみを使用し、中学部・瀬底先生、株式会社タマガワイーサポート、管財課が力を合わせて完成させました。「学園で育った木を、学園の学びに使う」――そのシンプルでまっすぐな発想を、設計から製作まで丁寧に形にしています。

最新技術も、学びの一部に
ワゴンの看板文字は、2024年に導入された彫刻機 「ShopBot」 で製作されました。新しい技術を、実際の教育やものづくりにどう生かすか。その姿勢が、MokuLaboの随所に表れています。
木の個性を生かしたデザイン
使われている木材は、プラタナス、ヒマラヤスギ、ヒノキ、サクラなど多種多様。木目や色合いは一つとして同じものがなく、その個性を生かしたデザインが、MokuLabo全体に温かさを与えています。見た目のやさしさと、使いやすさを両立しているのも特長です。
アワビの殻がきらりと光る装飾
装飾には、学内のアクア・アグリステーションで陸上養殖されたアワビの殻を使用しています。自然素材ならではの虹色の光沢が、光の当たり方によって表情を変え、思わず目を引くアクセントになっています。
MokuLaboを支える「TWSS」の存在
このMokuLaboの背景には、木材乾燥・管理施設 「TWSS(Tamagawa Wood Seasoning Station)」 があります。学内で発生した間伐材を低温で乾燥させ、樹種やサイズ、採取場所をデータベースで管理。目立たないけれど欠かせない工程が、木材を教材や制作活動へとスムーズにつなげています。

見かけたら、ぜひ立ち止まってみてください
学内外のイベントでMokuLaboを見かけたら、ぜひ足を止めてみてください。玉川学園が、資源をどう扱い、学びにどう向き合っているのか。その姿勢を、きっと自然に感じ取れるはずです。
